聞きとる力
今日は、ちょうど午前のクラスのYくん、急激にググッとこの「聞きとる力」がついてきたね~~!!というお話をしていました
聞きとる力ってなんでしょうね~!
今日は、先ほどアップされましたきなこの「みんつく」連載コラムより、そのまんま転載しました
ちなみに、連載は12回でワンセットなので、次回で終わりです~
まだ読んでないわ~~という方は、是非ご一読くださいな
ベビーサイン生活をしている皆さんには、ベビーサイン生活がもっともっと嬉しくなる情報がいっぱいですよん
では、ココから
「メディアと赤ちゃん③ ~聞きとる力~」
こんにちは、ベビーサインのきなこですo(^▽^)o
テレビを消す時間、作って下さっていますか!?
テレビやCD、ラジオなどを消すと、静かですよね(^^)
実はこの静けさは、赤ちゃんに語りかける際にとても大切な環境です。
なぜでしょう。
これは、赤ちゃんの聞きとる力と関係しています。
赤ちゃんは不要な音(雑音)を無視して、聞きたい音のみを聞きとる力がまだ弱いのです。
この聞きたい音を聞きとる力は、静かな環境の中で、自分だけに語りかけてもらう経験の中でつくといわれます。
乳幼児期は、聞きとる力をつける大事な時期なのです。
私達大人は、騒がしいパーティー会場でも、少し離れた好きな人の声を聞きとる力があります。
また日常の雑音、例えば、常にコチコチと鳴っている時計、鳥の声、車が走る音、パソコンの起動音などを、気にとめることはありません。
しかし、赤ちゃんは違います。すべてを聞いています。
ベビーサイン生活をしていると、その事がよく分かります。
「赤ちゃんが急に、【聞こえる】と【〇〇(鳥、飛行機、赤ちゃんなど)】のサインをしたんです!」というお母さん。
「耳をすませると、そのとき本当に、赤ちゃんのサインの通り、鳥の声(または飛行機の音、工事の音、赤ちゃんが泣いている声、芝刈り機の音など)がしていたんです。親は気づかないような音でも、よ~く聞いているんだなと感心させられました」 このようなエピソードを聞くことが、とても多いのです。
赤ちゃんは成長とともに、時間をかけて少しずつ聞きとる力を獲得していきます。
この大事な力をつけるためには、乳幼児期にテレビや音楽を消した静かな環境の中で、1対1で語りかけてもらうことがとても大切です。
しかし、乳幼児期のテレビ視聴の長時間化が原因でしょうか、この聞きとる力が弱い子どもが増えているようです。
今年3月の大阪日日新聞(Web版)に特集記事がありました。
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「聞く力の低下」(以下抜粋)
数年前、ある中学校の先生の講演会で聞いた話である。
先生が「今日は38ページからはじめるから38ページを開けなさい」と言っても誰も開けない。
1人の生徒が「先生何ページですか?」と聞くので「38ページだ。ちゃんと聞いておきなさい」と答えても、別の生徒が次々「何ページですか」「何ページですか」と聞くのでなかなか授業が始められないと。
これと同じ話を他の中学の先生からも聞いた。
教室のトップクラスの生徒でも先生の話が聞けない。
そういう子供がふえ続けている。
(後略)(文:正司 昌子)
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このように、集団の中で聞きたい音を聞きとる力が低くなると、学校で授業を受けるにも困りますよね。
もちろん、社会に出てからも困ります。
イギリスの言語療法士であるサリー・ウォード氏も、著書「語りかけ育児」の中で、聞きとる力をつけるためには、乳幼児期に静かな環境で語りかける時間をもつことが重要だと繰り返し説いています。
静かな環境で語りかけることによって得られる「聞きとる力」は、後の学習にも欠かせない基礎力になります。
テレビも音楽も適度に楽しみつつ、静かな中で赤ちゃんとの会話を楽しむ時間もあるといいですね♪
ココまで
この力、大事なんですよ~~!!
ベビーサイン生活がうまくいくようにサポートさせてもらっている皆さんは、おのずとオッケ~
になってるよ
サイン生活って、素敵でしょ~